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September 21 テーマはFreiheitヴッパータール交響楽団の新シーズンもいよいよスタート。第一回定期演奏会を、きょうは聴きにいってきます。びしっとベートーヴェン・プログラムです。先週チケットを買いにいったら、売り場のおばさんが「この日のチケットはとてもよく売れてますよ」と言っていました。いったいどんな7番を聞かせてくれるのか、とても楽しみです。
Sinfonieorchester Wuppertal
Toshiyuki Kamioka, Leitung LUDWIG VAN BEETHOVEN Egmont-Ouvertüre LUDWIG VAN BEETHOVEN Klavierkonzert Nr. 5 Es-Dur op. 73 LUDWIG VAN BEETHOVEN Sinfonie Nr. 7 A-Dur op. 92 行ってきました。会場は超満員。日本人の姿もいつもより多くみられました。快演で感動、感動、感動。思いきりのよい、それでいて彫ふかくエグモント序曲をさばいたあとを、メインの7番では第二楽章アレグレットが圧巻。3,4楽章はちょっとホルンのミスが目立ったが、第二楽章の鬼気はそれをおぎなってあまりある迫力でした。4分の2で棒をふるというよりは、冒頭から一つ一つの音に重力ある息を吹き込むようで、指揮ぶりからもそれはとてもよく伝わりました。ベートーヴェンの、鈍色のうつくしさ。くりかえしになるが、エクスカリバーで斬ってゆくような、彫塑の思い切りのよさに、あれだけ哲学的な音を込めることができる指揮者というのは、現在ではなかなかいないのではないか。ドイツ音楽の正統を聴かせてもらってたいへん満足して帰りました。 September 20 ザフランスキー新著ザフランスキーの新著 『ゲーテとシラー ある友情の物語』 です。これで、彼の評伝シリーズにいよいよゲーテが加わったことになりますね。ザフランスキー自身出演のプロモーションビデオはこちら。
ビデオで紹介されているシラーの言葉は "Goethe ist wie eine Prüde, der man ein Kind machen muß, um sie zu demütigen". 一度きいたら忘れられないというか、非常に勁い言葉だと思います。
あと、フランス革命に対しシラーは「美学」をもって(『人間の美的教育について』)、ゲーテは「社交・礼節」をもって応じようとしたということにも、とても興味をひかれる。これは買って読まなければと思いました。
September 19 女子ソフトボール ドイツ杯 2009September 18 キットラーフリートリッヒ・キットラーの新しいインタビューです。自己紹介、近況を話したあとで、コンピューターゲームについて(これがメイン)語っています。シミュレーションから、シュティムレーションへ。おもしろいですね。
チャイコフスキーの5番昨日になってしまいましたが、クルップ・ザールにて、エッセン・フィルの第一回定期を聴いてきました。いよいよ、2009/2010シーズンがスタートです。
Ludwig van Beethoven
Ouvertüre zu "Egmont" f-Moll op. 84 Viktor Ullmann Konzert für Klavier und Orchester op. 25 Peter Tschaikowsky Sinfonie Nr. 5 e-Moll op. 64 というプログラムで、たいへん盛り上がりました。僕はクルップ・ザールで聴くのは今回が初めてだったので(クルップって、あのクルップです!)、ちょっと舞い上がってしまいました。視覚的にもとてもよいホールでした。みんなとてもやさしくて、居心地がとてもいいのです。ただ、やっぱり聴きにくる人のなかに若い人がほとんどいなくて、それだけがなんというか、もったいないなあと思います。
こちらは夜のエッセン中央駅。むこうに停車しているのはインターシティ・エクスプレスでしょうか。エッセン、よい町です。 September 15 ギリシアの神々こちらはもう冬が始まったかというくらい、昨日も今日も寒いです。暖房もガンガン働きはじめました。ちょっと前まで真夏のギリシアにいたので、余計にさむく感じてしまいそうです。ギリシアといえばシラーはその詩「ギリシアの神々」を
Was unsterblich im Gesang soll leben,
Muß im Leben untergehn と結んでいて、フロイトもこれをモーセ論で引用しています。やはりいろいろ考えさせられる一節です。ドイツ、ギリシアときたら、やっぱり次はインドかなあ・・・。
September 14 200冊
ドイツでは、10日後の9月24日に、ニンテンドーDSから 「古典200冊」 が発売となります。英語の「100冊」版は出ていたけど、これでやっとドイツ文学をDSで楽しめるようになります。収録作品としては、有名なのはだいたい網羅されているようです。
Titelliste: Heine, Heinrich - Deutschland. Ein Wintermärchen Shakespeare, William - Macbeth Carroll, Lewis - Alice im Wunderland Shakespeare, William - Romeo und Julia Schiller, Friedrich - Kabale und Liebe Lessing, Gotthold Ephraim - Nathan der Weise Shakespeare, William - Hamlet Goethe, Johann Wolfgang von - Faust: Der Tragödie zweiter Teil Fontane, Theodor - Effi Briest Goethe, Johann Wolfgang von - Faust: Der Tragödie erster Teil Schiller, Friedrich - Die Räuber Konfuzius (Kong Fu Zi) - Gespräche [Lunyü] Fontane, Theodor - Irrungen, Wirrungen Verne, Jules - Reise nach dem Mittelpunkt der Erde Verne, Jules - Reise um die Erde in 80 Tagen Goethe, Johann Wolfgang von - Die Wahlverwandschaften Twain, Mark - Abenteuer und Fahrten des Huckleberry Finn Swift, Jonathan - Gullivers Reisen Bechstein, Ludwig - Deutsches Märchenbuch Kafka, Franz - Das Schloß Verne, Jules - Der Kurier des Zaren Kafka, Franz - Die Verwandlung Shakespeare, William - Ein Sommernachtstraum Shakespeare, William - Sonette Lessing, Gotthold Ephraim - Emilia Galotti Wedekind, Frank - Frühlings Erwachen Büchner, Georg - Dantons Tod Shakespeare, William - Julius Caesar Heine, Heinrich - Die Harzreise … und viele mehr!
とのことなので、カフカ等のドイツ文学だけではなく、シェイクスピアなど世界文学もドイツ語で読めるようです。紙は重くて嫌いな人間にとっては、これはもう嬉しいかぎりです。そういえばいまDSのドラクエV "Die Hand der Himmelsbraut" をやっているのですが、パパスがLudwigになっていたり、町の名前がぜんぶドイツ風に変えられていたりして、驚きました。
September 13 一昨日はブンデスリーガゲートをくぐって、観客席へ。選手たちがウォーミングアップしています。対戦相手は少し格上のFCアウクスブルク。
試合前の取材陣。インタビュー受けてる人がちょっとリベリーに似ていた。この様子はラウンジのTVにも映し出されます。
試合開始! 今日は20000人くらい入ってました。ピッチと観客席がとても近いのが臨場感あってすばらしいです。
前に座っていた人の背中をパシャリ。この人もずっと "vorne spielen!!" と叫んでいました。やっぱり戦闘民族ですね(笑)。
試合終了。格上相手に1-1の引き分けは、まあまあの結果。このあとビールを飲もうとアルトシュタット、Zum Uerigeあたりに戻ったら、やっぱりサポーターの人だかりですごいことになっていました。それに金曜だったしね! ここの樽ビールは破壊的においしすぎる~。以上、ブンデスリーガな風景でした。
September 12 昨日はブンデスリーガデュッセルドルフ中央駅から78番の地下鉄にのって、終点で下車するとスタジアム。サッカーのある日は、中央駅からしてすでに警官はじめセキュリティが目立つ。
LTUアリーナからEspritアリーナに名称が変更になったスタジアム。ライン河からほど近く、スタジアム周辺にはあらゆる運動施設、競技場があって、整備が行き届いている。
スタジアムに入って、まるでホテルのようなチェックイン・カウンターで、このような腕輪をしてもらう。すると・・・
ラウンジに入室がみとめられて、飲食ができる。試合開始までゆっくりテレビをみたりして時間をつぶせるようになっている。パスの腕輪さえもっていれば、試合中も試合後も入室可能。ここからは扉を二つくぐればすぐに芝生がみえる。
ビュッフェになっているので、ここではアルトビール飲み放題、 食べ放題。夕食をすませて、さてそろそろ試合開始のようです。つづく。
September 11 今日はブンデスリーガ今日はサッカー・ブンデスリーガを観にいってきます! (スタジアムのLTUアリーナですが、Espritアリーナに名称が変更になりました。4時半入場開始、試合開始は6時です。)
September 09 村の家シノドスのブログから、高田里惠子さんがえらぶ10冊だそうです。中野重治の 『村の家』 をまだ読んでいなかったので、今日、読んでみました。ほっぺたにいくつも空いた穴を、汗がゆっくりとしかし攻め入るようにしたたりおちる描写がなんとも生々しくて、これがいちばん印象に残りました。
August 21 うみねこのなく頃にうみねこがドイツ語になって、UPされてからのたった二日間で、1万7千ヒットをたたき出している。現実はおそろしい。
うみねこの舞台は旧古河庭園がモデルですが、ほんとうにどうでもいい話、僕はドイツへ来る前はこのすぐ近くに住んでいて、庭園のバラを見に行ったりしたものです。松田優作が主演の映画 『乱れからくり』 もおなじく旧古河庭園が舞台であり、庭園のけっこう高めの壁を軽々とのりこえる文学部卒の松田優作が印象的です。松田優作が「ま、悪は法では裁けないから?」と飛行機を見上げ見送りながらひとりごとするラストシーンがとてもとてもいいので、つくりはチープな映画だけど僕にとっては邦画ベスト10に入りそうな勢いなんです。
ビンゲンといえば
そうそう、ビンゲンといえば、ビンゲンのヒルデガルトが映画化されました。『幻視 ― ヒルデガルト・フォン・ビンゲン』 というタイトルで、公開は、9月末。これは見なければ! 日本ではむしろ、クラシック音楽ファンによって知られている感じでしょうか。僕もナクソスから出ているの含め、CDを何枚かもっていてよく聴きます。種村季弘による研究も有名ですよね。 詩人と英雄
シュタウフェンベルクと、詩人ゲオルゲ。ほんとうのドイツをとりもどすためにヒトラー暗殺にふみきったシュタウフェンベルクに、詩人ゲオルゲの影響は決定的だった・・・。
ちょっとビンゲンに行ってこようと思います。通過するばかりで下車したことがなかったのですが、ライン河畔の美しいこの町は、ゲオルゲの生まれたところ。ゲオルゲ記念館もあるらしい。すでに10代からシュタンフェンベルクにとってゲオルゲはカリスマであり、ゲオルゲもシュタウフェンベルクに「目をつけて」いました。シュタウフェンベルクがゲオルゲをビンゲンに訪ねた際に足跡をのこした古城へも行けたらいいなと思っています。船で対岸のリューデスハイムにも渡れるらしい。いちばんいい季節です。 August 20 メット↑ 豚の生肉。これを、メットという。牛肉じゃなくて豚の?! だいじょうぶ、お腹はこわさないよ~。ドイツの名物なのら。 きょうはとても暑い日で、30度くらいまで上がったとおもう。あちー。やってらんない。こんな日が年に3回くらいはある。 ↑ デュッセルドルフの夕焼け。9時くらいだったか。なんか秒速5センチメートルの色だこれは。とおもって撮ったよ。
ヴッパータールにないからデュッセルドルフまで買いにきたのに、やっぱりドラクエ5が置いてない。プンプンしていたのを、シューマッハーのビールを飲んでいたら怒りも忘れた。二軒目の店で、知りあいの駐在員の方にばったり。そこで勉強させていただく。ドイツは産官学がひじょうにうまくまわっている。また、中小企業が比較にならないくらいつよい。なんでこんなに「働かない国」なのに、国際競争力はトップレベルなのか。「働く国」日本が国際競争力がないのはなぜか。そういう話を、抽象論ではなくとても具体的に聴かせてもらう。
僕はずっと、ドイツは階級社会なので、国がうまく回っているのはトップの層の人間が優秀だからだと思っていた(優秀というか、責任を明確にもっているということ)。でも話をきいて、それだけじゃないということが少しわかった。中間層がおそろしく分厚く、安定性をもっている。そしてそれは、けっきょくのところ、ドイツのマイスター制をぬきにしてはありえない。歴史・伝統を生かしながら強国であることを確保する、ドイツのそのバランス感覚はすばらしい。 山の人生今村昌平の『楢山節考』がドイツ語字幕で見れる。1983年にこれがパルム・ドールをとって、次の年のパルム・ドールがヴェンダースの『パリ・テキサス』だったんだなあ。不思議な感じがする。
ボン時代、深沢七郎の名前さえ知らず、「奈良山ぶし子? なにそれ、おいしいの?」という僕に、ドイツ語訳の『楢山節考』を貸してくれたのはイェンスだった。えっ、ナラヤマブシコーを知らないのか! これはとても、とてもいいから読め、という。家に帰って読み始めたら、一気にひきこまれて、婆さんが石を握って自分の歯をたたき砕くところで、えもいわれぬ戦慄に襲われた。言葉をうしなう感じだった。あとになって思うと、この体験が、柳田國男を読んでゆくきっかけになったとおもう。
あの頃は学校へも行かず、ほとんど毎日のように映画館へ行っては古典作品からどこの国のか分からないB級映画までを見漁っていた。毎日のように行くので、映画館の会員にまでなってしまった。ブロートファブリークという、とてもいい映画館があったのである(今もあるとおもう)。あとケルン南の古ぼけた映画館とか。映画館から帰るとだいたい夜の12時とかで、それでテレビをつけると今度は深夜映画をやっている。映画漬けの毎日だった。 |
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