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    September 18

    キットラー

     
     
    フリートリッヒ・キットラーの新しいインタビューです。自己紹介、近況を話したあとで、コンピューターゲームについて(これがメイン)語っています。シミュレーションから、シュティムレーションへ。おもしろいですね。
     

    チャイコフスキーの5番

     
     
     
    昨日になってしまいましたが、クルップ・ザールにて、エッセン・フィルの第一回定期を聴いてきました。いよいよ、2009/2010シーズンがスタートです。
     
    Ludwig van Beethoven
      Ouvertüre zu "Egmont" f-Moll op. 84

    Viktor Ullmann
      Konzert für Klavier und Orchester op. 25

    Peter Tschaikowsky
      Sinfonie Nr. 5 e-Moll op. 64
     
    というプログラムで、たいへん盛り上がりました。僕はクルップ・ザールで聴くのは今回が初めてだったので(クルップって、あのクルップです!)、ちょっと舞い上がってしまいました。視覚的にもとてもよいホールでした。みんなとてもやさしくて、居心地がとてもいいのです。ただ、やっぱり聴きにくる人のなかに若い人がほとんどいなくて、それだけがなんというか、もったいないなあと思います。
     
     
    こちらは夜のエッセン中央駅。むこうに停車しているのはインターシティ・エクスプレスでしょうか。エッセン、よい町です。
    September 16

    既知との遭遇

         

                            ※ ZDFは、ドイツの国営放送です。

    September 15

    ギリシアの神々

     
    こちらはもう冬が始まったかというくらい、昨日も今日も寒いです。暖房もガンガン働きはじめました。ちょっと前まで真夏のギリシアにいたので、余計にさむく感じてしまいそうです。ギリシアといえばシラーはその詩「ギリシアの神々」を
     
      Was unsterblich im Gesang soll leben,
      Muß im Leben untergehn
     
    と結んでいて、フロイトもこれをモーセ論で引用しています。やはりいろいろ考えさせられる一節です。ドイツ、ギリシアときたら、やっぱり次はインドかなあ・・・。
     
    September 14

    200冊

     
     
    ドイツでは、10日後の9月24日に、ニンテンドーDSから 「古典200冊」 が発売となります。英語の「100冊」版は出ていたけど、これでやっとドイツ文学をDSで楽しめるようになります。収録作品としては、有名なのはだいたい網羅されているようです。
     
     
    Titelliste: Heine, Heinrich - Deutschland. Ein Wintermärchen Shakespeare, William - Macbeth Carroll, Lewis - Alice im Wunderland Shakespeare, William - Romeo und Julia Schiller, Friedrich - Kabale und Liebe Lessing, Gotthold Ephraim - Nathan der Weise Shakespeare, William - Hamlet Goethe, Johann Wolfgang von - Faust: Der Tragödie zweiter Teil Fontane, Theodor - Effi Briest Goethe, Johann Wolfgang von - Faust: Der Tragödie erster Teil Schiller, Friedrich - Die Räuber Konfuzius (Kong Fu Zi) - Gespräche [Lunyü] Fontane, Theodor - Irrungen, Wirrungen Verne, Jules - Reise nach dem Mittelpunkt der Erde Verne, Jules - Reise um die Erde in 80 Tagen Goethe, Johann Wolfgang von - Die Wahlverwandschaften Twain, Mark - Abenteuer und Fahrten des Huckleberry Finn Swift, Jonathan - Gullivers Reisen Bechstein, Ludwig - Deutsches Märchenbuch Kafka, Franz - Das Schloß Verne, Jules - Der Kurier des Zaren Kafka, Franz - Die Verwandlung Shakespeare, William - Ein Sommernachtstraum Shakespeare, William - Sonette Lessing, Gotthold Ephraim - Emilia Galotti Wedekind, Frank - Frühlings Erwachen Büchner, Georg - Dantons Tod Shakespeare, William - Julius Caesar Heine, Heinrich - Die Harzreise … und viele mehr!
     
     
    とのことなので、カフカ等のドイツ文学だけではなく、シェイクスピアなど世界文学もドイツ語で読めるようです。紙は重くて嫌いな人間にとっては、これはもう嬉しいかぎりです。そういえばいまDSのドラクエV "Die Hand der Himmelsbraut" をやっているのですが、パパスがLudwigになっていたり、町の名前がぜんぶドイツ風に変えられていたりして、驚きました。
     
    September 13

    一昨日はブンデスリーガ

    ゲートをくぐって、観客席へ。選手たちがウォーミングアップしています。対戦相手は少し格上のFCアウクスブルク。
     
     
    試合前の取材陣。インタビュー受けてる人がちょっとリベリーに似ていた。この様子はラウンジのTVにも映し出されます。
     
    試合開始! 今日は20000人くらい入ってました。ピッチと観客席がとても近いのが臨場感あってすばらしいです。
     
    前に座っていた人の背中をパシャリ。この人もずっと "vorne spielen!!" と叫んでいました。やっぱり戦闘民族ですね(笑)。
     
    試合終了。格上相手に1-1の引き分けは、まあまあの結果。このあとビールを飲もうとアルトシュタット、Zum Uerigeあたりに戻ったら、やっぱりサポーターの人だかりですごいことになっていました。それに金曜だったしね! ここの樽ビールは破壊的においしすぎる~。以上、ブンデスリーガな風景でした。
     
    September 12

    昨日はブンデスリーガ

    デュッセルドルフ中央駅から78番の地下鉄にのって、終点で下車するとスタジアム。サッカーのある日は、中央駅からしてすでに警官はじめセキュリティが目立つ。
     
    LTUアリーナからEspritアリーナに名称が変更になったスタジアム。ライン河からほど近く、スタジアム周辺にはあらゆる運動施設、競技場があって、整備が行き届いている。
     
    スタジアムに入って、まるでホテルのようなチェックイン・カウンターで、このような腕輪をしてもらう。すると・・・
     
    ラウンジに入室がみとめられて、飲食ができる。試合開始までゆっくりテレビをみたりして時間をつぶせるようになっている。パスの腕輪さえもっていれば、試合中も試合後も入室可能。ここからは扉を二つくぐればすぐに芝生がみえる。
     
    ビュッフェになっているので、ここではアルトビール飲み放題、 食べ放題。夕食をすませて、さてそろそろ試合開始のようです。つづく。
     
    September 11

    今日はブンデスリーガ

     
    今日はサッカー・ブンデスリーガを観にいってきます! (スタジアムのLTUアリーナですが、Espritアリーナに名称が変更になりました。4時半入場開始、試合開始は6時です。)
     
    September 10

    闘牛士と西瓜

     
    ドイツ語でしゃべるジョニー・デップを発見しました。コチラ。とっても発音がキレイ。でも内容は意味不明!
     
    September 09

    村の家

     
    シノドスのブログから、高田里惠子さんがえらぶ10冊だそうです。中野重治の 『村の家』 をまだ読んでいなかったので、今日、読んでみました。ほっぺたにいくつも空いた穴を、汗がゆっくりとしかし攻め入るようにしたたりおちる描写がなんとも生々しくて、これがいちばん印象に残りました。
     
    September 08

    wieder da

     
    ギリシアからドイツに帰ってきました。
    ケルン・ボン空港に着いて、「ドイツ人はやっぱり体が大きいなあ」と思いました。
     
    August 21

    うみねこのなく頃に

     
    うみねこがドイツ語になって、UPされてからのたった二日間で、1万7千ヒットをたたき出している。現実はおそろしい。
     
    うみねこの舞台は旧古河庭園がモデルですが、ほんとうにどうでもいい話、僕はドイツへ来る前はこのすぐ近くに住んでいて、庭園のバラを見に行ったりしたものです。松田優作が主演の映画 『乱れからくり』 もおなじく旧古河庭園が舞台であり、庭園のけっこう高めの壁を軽々とのりこえる文学部卒の松田優作が印象的です。松田優作が「ま、悪は法では裁けないから?」と飛行機を見上げ見送りながらひとりごとするラストシーンがとてもとてもいいので、つくりはチープな映画だけど僕にとっては邦画ベスト10に入りそうな勢いなんです。
     

    ビンゲンといえば

     

    そうそう、ビンゲンといえば、ビンゲンのヒルデガルトが映画化されました。『幻視 ― ヒルデガルト・フォン・ビンゲン』 というタイトルで、公開は、9月末。これは見なければ! 

    日本ではむしろ、クラシック音楽ファンによって知られている感じでしょうか。僕もナクソスから出ているの含め、CDを何枚かもっていてよく聴きます。種村季弘による研究も有名ですよね。

    詩人と英雄

     
    シュタウフェンベルクと、詩人ゲオルゲ。ほんとうのドイツをとりもどすためにヒトラー暗殺にふみきったシュタウフェンベルクに、詩人ゲオルゲの影響は決定的だった・・・。
     
    ちょっとビンゲンに行ってこようと思います。通過するばかりで下車したことがなかったのですが、ライン河畔の美しいこの町は、ゲオルゲの生まれたところ。ゲオルゲ記念館もあるらしい。すでに10代からシュタンフェンベルクにとってゲオルゲはカリスマであり、ゲオルゲもシュタウフェンベルクに「目をつけて」いました。シュタウフェンベルクがゲオルゲをビンゲンに訪ねた際に足跡をのこした古城へも行けたらいいなと思っています。船で対岸のリューデスハイムにも渡れるらしい。いちばんいい季節です。
    August 20

    メット

    ↑ 豚の生肉。これを、メットという。牛肉じゃなくて豚の?! だいじょうぶ、お腹はこわさないよ~。ドイツの名物なのら。

    きょうはとても暑い日で、30度くらいまで上がったとおもう。あちー。やってらんない。こんな日が年に3回くらいはある。

    ↑ デュッセルドルフの夕焼け。9時くらいだったか。なんか秒速5センチメートルの色だこれは。とおもって撮ったよ。
     
    ヴッパータールにないからデュッセルドルフまで買いにきたのに、やっぱりドラクエ5が置いてない。プンプンしていたのを、シューマッハーのビールを飲んでいたら怒りも忘れた。二軒目の店で、知りあいの駐在員の方にばったり。そこで勉強させていただく。ドイツは産官学がひじょうにうまくまわっている。また、中小企業が比較にならないくらいつよい。なんでこんなに「働かない国」なのに、国際競争力はトップレベルなのか。「働く国」日本が国際競争力がないのはなぜか。そういう話を、抽象論ではなくとても具体的に聴かせてもらう。
     
    僕はずっと、ドイツは階級社会なので、国がうまく回っているのはトップの層の人間が優秀だからだと思っていた(優秀というか、責任を明確にもっているということ)。でも話をきいて、それだけじゃないということが少しわかった。中間層がおそろしく分厚く、安定性をもっている。そしてそれは、けっきょくのところ、ドイツのマイスター制をぬきにしてはありえない。歴史・伝統を生かしながら強国であることを確保する、ドイツのそのバランス感覚はすばらしい。
    August 18

    Highlights of Germany

     
        
     
     ドイツへ、ようこそ。  (HQでみてね!)

    山の人生

     
    今村昌平の『楢山節考』がドイツ語字幕で見れる。1983年にこれがパルム・ドールをとって、次の年のパルム・ドールがヴェンダースの『パリ・テキサス』だったんだなあ。不思議な感じがする。
     
    ボン時代、深沢七郎の名前さえ知らず、「奈良山ぶし子? なにそれ、おいしいの?」という僕に、ドイツ語訳の『楢山節考』を貸してくれたのはイェンスだった。えっ、ナラヤマブシコーを知らないのか! これはとても、とてもいいから読め、という。家に帰って読み始めたら、一気にひきこまれて、婆さんが石を握って自分の歯をたたき砕くところで、えもいわれぬ戦慄に襲われた。言葉をうしなう感じだった。あとになって思うと、この体験が、柳田國男を読んでゆくきっかけになったとおもう。
     
    あの頃は学校へも行かず、ほとんど毎日のように映画館へ行っては古典作品からどこの国のか分からないB級映画までを見漁っていた。毎日のように行くので、映画館の会員にまでなってしまった。ブロートファブリークという、とてもいい映画館があったのである(今もあるとおもう)。あとケルン南の古ぼけた映画館とか。映画館から帰るとだいたい夜の12時とかで、それでテレビをつけると今度は深夜映画をやっている。映画漬けの毎日だった。

    さかなをすくう

     
    昨晩は3時間ぶっつづけで<決断主義トークラジオAlive3  鈴木謙介+荻上チキ+濱野智史+東浩紀+宇野常寛>を聴く。賛同するにせよ、そうでないにせよ、これはひとつのシーンとして聴いておくべき(勉強すべき)なんじゃないかな。僕にはとてもおもしろかった。いろいろ考えさせられました。
     
    ただひとつだけ、東のエデンの話は、あれはさすがに空論だと思った。ニートだって、いやニートだからこそ直列に繋げば世界を変える力をもつ、というんだけど、それは譬えていうなら「シナ人の地震」の話だとおもう。だから僕は東のエデンにはずっと違和感をもっていた。
     
    シナ全土の13億人が、決められたおなじ時間にいっせいにジャンプする。すると、13億人が着地したそのエネルギーで、マグニチュード7とか8とかの地震を物理的に起こすことは可能であるらしい。でもこれは机上の空論の典型、13億のシナ人が決められた時間にいっせいにジャンプしてくれるわけがない。そんな統制がとれないということがまさに問題の出発点だったのでは? と思ってしまう。だから僕はマルチチュードも信じない。
     
    そういえば放送中の東京マグニチュードは見ろと言われたので見ているのですがなんか中だるみしていて僕には苦痛だ。これは啓蒙アニメということでいいのだろうか? だれかおしえて。
     
    これも昨日のはなし、DSのドラクエ5を買おうとおもって町へいった。一軒目、二軒目、・・・四軒のゲーム屋をまわってどこにもおいてない! どういうことだ、とキレそうになった。4は置いてあったけど4じゃないんだ、やっぱり5なんだ。物語を思いだすだけで泣きそうになる。
     
    家にかえり地元の新聞、ヴッパーターラー・ルントシャウをぱらりぱらりめくっていたら、読者投稿欄のところに、感謝の手紙というのがのっていた。
     
      「消防隊のみなさん、それから近所の助けてくだすった方々にお礼を申し上げます。
      みなさんの力がなかったなら、あの池の水はいまごろ干上がって、魚たちは水を失
      って全滅していたことでしょう。」
     
    読んで、とてもいいなあと思った。世界を変えるのは、そういうものがあるとすれば、きっと、こういう力なんだ。
      
    August 15

    8月15日に

     
    太宰治 「十五年間」 より
     
     
     >私は戦争中に、東条に呆れ、ヒトラアを軽蔑し、それを皆に言ひふらしてゐた。けれどもまた
     >私はこの戦争に於いて、大いに日本に味方しやうと思つた。私など味方になつても、まるでち
     >つともお役にも何も立たなかつたかと思うが、しかし、日本に味方するつもりでゐた。この点
     >を明確にして置きたい。この戦争には、もちろんはじめから何の希望も持てなかつたが、しか
     >し、日本は...
     
     
    そうしてずっと、君の知らない物語を聴いている。ずうっと、何度でも、聴いている。いちばんさいごの背景は、僕には日の丸にみえる。その前に立っていた少女。 ― 福田恆存は言ったことがある。保守とは、横町の蕎麦屋を守ることだ。ならばこういう少女を守ることもそうであるはずだ。みやらびあはれ。
     
     
     >「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」
     >君は指さす夏の大三角
     >覚えて空を見る
     
     
    メルトのときから好きだった。ありがとうsupercell、おめでとうガゼル。
     
      
     
    「ありふれていてつまらない言葉っていうのも私をイラッとさせるけど、こういうパターン通りって言うか、ありがちで陳腐なのに迷惑な生き方って何とかならないのだろうか……。くだらないパターンってものにちょっとは抗えよ。工夫しろ!自分を見つめて考え直せ!本を読め!何が陳腐で薄っぺらいのか、物語を読まない人間には判らない。」
     
                                                     舞城王太郎 「ビッチマグネット」 より
     
    August 14

    クラナドイツ

      
     
    すばらしい。きのうと今日の朝方、現実逃避でAirをまた全話みてしまった2009年の夏・・・。